2016年7月14日 木曜日

薬師祭2016

「きょうも暑いですなあ」などと賑やかな話し声が響く、普段は静かな山寺が賑わう栗尾薬師祭が今年も巡ってきました。松禪寺境内に祀られる薬師如来のお祭りで、栗尾ふるさと委員会「ふるさと135」(会長・西垣勝美さん)が主催する行事です。大祭前日の7月9日(土)には栗尾ふるさと委員会の委員や有志ら20名以上が集まり、祭りの準備と餅搗きを行いました。栗尾区の各戸から寄せられた餅米は2斗9升(約52㎏)で、夜にかけて杵と臼で餅に仕上げました。  大祭当日の10日には、午前11時には写経をされる人が寺へ来られました。午後1時半には開会の挨拶に続き、豊岡市議会議員・福田嗣久氏、豊岡市但東振興局長・谷岡慎一氏、但東シルクロード観光協会会長・淀逸郎氏よりそれぞれお祝いのお言葉をいただきました。  法要は薬師堂において、瑞泉寺様(朝来市)、玉田寺様(与謝野町)のご荷担をいただき、参拝者皆さんと一緒にお経を唱え「福慧増長し心身安楽にして、諸縁吉祥ならんことを」と、健康長寿や無病息災を祈願いたしました。この間、境内では餅搗きも行い、参拝者にきな粉餅、ワサビ醤油餅を振る舞いました。  午後2時半、ヨシダミズキさんのライブコンサートが始まりました。丹後を中心に活躍されてシンガーソングライターで、カバー曲やオリジナル曲を聴かせていただきました。愛くるしい笑顔と大変伸びやかな歌声に、皆さん聞き惚れていました。ヨシダさんも、お寺でコンサートをしたいという願いが叶ったと、喜んでいただきました。優しく、あるいは力強く、歌は癒しの力があると思います。  祭りの最後は、餅まきです。和やかに、そして賑やかな歓声が山寺に響き渡りました。

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