新型コロナの影響で、今年の施餓鬼会法要には住職方の出頭を制限して行う寺院が多い中、松禪寺では手指の消毒、マスク着用、住職方にはマウスシールドの着用、間隔を開けての着席などの方法をとり、8月7日(金曜日)午前10時より施餓鬼法要を執り行いました。法要には和尚方5人、住職と兄(徒弟)が出頭して厳修いたしました。今年は7霊位の初盆施餓鬼のほか、檀信徒各家の先祖供養、鶏魂供養を例年どおり行いました。
また、今年は総代会の発案によって、本堂前に設置する施餓鬼棚を新調いたしました。施工は、栗尾の藤田建設様にお願いいたしました。これまでの施餓鬼棚はいつ作成されたかは不明ですが、先々住職時代のものと思われ、老朽化で歪みもひどくなっていました。新しい施餓鬼棚で気持ちも新たに法要に臨む事ができました。
お参りいただく皆さんも出来る限り少人数でお願いしましたが、お寺の行事もその内容を変更せざるを得ないことも出てきました。例えば本堂で大人数が密にならないように、今年の施餓鬼会は1件1座で行い、当家が終わればすぐにお帰りいただきました。暑い中で汗びっしょりになりながらも、参拝者全員で初盆の霊位とともに各家のご先祖様、有縁無縁の霊をも供養する施餓鬼会の意義は忘れないようにしたいものです。