これまで本山団体参拝は隔年実施でしたが、昨年に続いて今年も10月23日(日曜日)にお参りしてきました。参加者は26名。今年の9月からは白隠禅師250年遠諱期間のため、参拝證のスタンプも二つ押してもらえ、灯明消しのうちわなどの記念品もいただけました。午前10時前に花園会館に到着して、まずは開山様と花園法皇様にご挨拶のため、玉鳳院と開山堂をお参りしました。続いて大方丈で記念撮影。この日は雨も心配される曇り空なのに、写真撮影の段階で陽が射し眩しいと思いきや、後ろから和尚の頭が光って…という声も聴かれました。たぶん私だけではないと思うのですが。さらに大庫裡に設営された宝物館へと進みます。狩野探幽など貴重な書画を拝見できました。
さて、法要の時間が迫ってまいりましたので、会場である微妙殿へ。松禪寺・桂昌寺のほか、すぐお隣の雲原の龍雲寺様、三重県亀山市の淨専寺様と兼務寺院の檀信徒皆様と一緒の法要でした。法要後は、導師をしていただいた山内は靈雲院の老師様より歓迎のご挨拶をいただき、続いて参拝5回、10回、20回の表彰がありました。10回表彰では、滝本常雄さん(桂昌寺)、藤田優さん(松禪寺)、平石義信さん(松禪寺)。5回表彰では、藤原秀子さん(桂昌寺)が、それぞれお受け取りになりました。さらに、専任布教師・五葉光鐵師の力強い法話を拝聴しました。
拝観はまだ続きます。今度は仏殿と経蔵です。いずれも普段は拝観できない場所ですが、遠諱特別拝観です。残念ながら経蔵ではグルグル回すことはできませんでした。
さあ、これだけ歩き回るとお腹も空きました。花園会館にて精進料理のお膳をいただきました。ここで、上七軒の舞妓さん地方さんがステージへ登場。優雅な舞を鑑賞し、その後は最後まで各席をまわってお酌をしていただいたり、お話をしたり、写真を撮ったりと賑やかな昼食となりました。
お腹も満腹となり、次は世界遺産の天龍寺へ参りました。法堂において楽しいお話を拝聴したあと、お庭を拝見。そして買い物と、皆さん忙しい時間を過ごされました。まだ紅葉には早いものの、うっすらと色をつけた天龍寺の庭も、またきれいでした。
午後4時半頃、帰路に就きました。車中ではビールやジュースを飲みながらの歓談で和やかな時間でした。全員無事に、楽しくお参りできました。お疲れさまでした。