彼岸中日となる3月20日、お寺では彼岸法要を営みました。朝8時半から台所では当番さんらが、手際良くお昼の弁当作りに励みました。
一時の大雪も昔のことのように思われる穏やかな天候に、お参りいただく皆さんの足取りも軽やかに思えます。
午前11時、30人余りの皆さんと共に、彼岸法要を勤めました。ご先祖様へ、今在る暮らしと命に感謝申し上げました。
法要が終わればお斎です。仏さまにお供えした当番さん手作りのお弁当を、今度は私たちがいただきます。今年からは、長机にイスに腰掛けての食事です。総代会で年輩の方々にはイスの方が良いということになり、評議員総会でご承認いただいて護持会の特別会計で購入していただきました。これで、皆さんも気軽にお参りしていただくことができます。
斎座の後は、妙心寺派が進める「第二の人生」プロジェクトを取り上げた「寺は蘇るか」〜シルバー世代が挑む地域再生〜を鑑賞しました。これは、日本テレビ系で放送されたテレビ番組で、録画したものをプロジェクターで映しました。過疎化がますます進む中、田舎の寺院は存続の危機にあります。松禪寺もその中にあります。次の世代に、いかに繋げていくか、大きな課題を背負っています。
穏やかな日和のもと、彼岸中日はのんびりとした時間が流れていました。