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松禅寺の御仏

地蔵菩薩立像

松禅寺の本尊
像高120センチメートル
平安時代
着衣のひだの簡略化に特色がある。


 

薬師如来

 昔、郷路岳の麓にある栗尾の堂の本には、温泉が湧き出ていたという話が伝わっています。そこの守護仏であったのが薬師如来です。薬師如来は、「薬の師」と書いて、「やくし」と読みます。ちょうど、医者が薬を使って患者を健康に向かわせるように、教えでもって、我々の身体や心の悩み苦しみをお救い頂く仏さまとして、古来より村人の信仰を集めています。

 現在、松禅寺境内に建つ薬師堂は、この温泉伝説に出てくる堂の本にあったものを、村が明治13年3月に境内の経蔵の跡へ移したものです。本尊の薬師如来坐像(像高122cm)は、平安時代の作と推定され、彫りの浅い穏やかで優雅な定朝様式仏像の典型をみることができます。

 毎年7月には栗尾ふるさと135が「薬師祭」を催し、村人はもとより町外からも多くの人がお参りされています。

 平成元(1989)年9月には、ベルギー王国の首都ブリュッセルで開かれた文化交流事業『ユーロパリア89ジャパン』において展示され、日本に伝来する仏教美術として紹介されました。

  昭和46年4月、兵庫県指定重要文化財に指定されています。