仏涅槃会

紀元前5百年ほど前に実在されたお釈迦様は2月15日、インドはクシナガラの沙羅の木のもとで、静かに息を引き取られました。お釈迦様の死を「涅槃」といい、寺院ではこの日に「涅槃会」を営みます。
涅槃とは、煩悩の火を吹き消した状態をいい、究極の悟りの境地をいいます。
阿難陀よ、いたずらに悲しむ事はない
会う者には別離あり
生ある者は必ず滅びるのだ
血気盛んな時期も、そう長く続くものではない
健康なからだも、いつかは病に侵されるだろう
わたしはすでに、汝に戒を教え、法を説いてきた
我が亡き後は、これを重んじ、これを尊びなさい
これこそ汝の生きたる師となるであろう
付き添っていた阿難陀にそう言い残して、お釈迦様は亡くなられました。その様子を描いたものが涅槃図であり、この図を掲げて涅槃会を行います。
お釈迦様のからだは荼毘(火葬)に付され、その遺骨は八等分されて各地の部族に分けられたといいます。