台風の影響もなく施餓鬼会を厳修

8月7日(月曜日)午前10時より、松禪寺の施餓鬼会を厳修いたしました。この日は台風が近畿地方に接近するため、天候が荒れるのではと心配していましたが、お陰様で午前中は穏やかな天気で、無事円成と相成りました。当山の施餓鬼会は、初盆施餓鬼が中心で、今年は5軒の檀家さんが初盆となりました。暑い中、お寺さまは5ケ寺からお越しいただき、参拝者も本堂いっぱいになるぐらいにお参りいただきました。

ただ、施餓鬼会は初盆供養だけではなく、先祖供養の行事でもあり、初盆だけに関わらず多くの皆さんにお参りしていただけるよう考えなければと反省しております。

施餓鬼会にお参りください

施餓鬼会は、お釈迦様の十代弟子のお一人、阿難尊者の故事により、飲食供養の功徳により亡者を救う行事として起こったものです。「餓鬼に施す」と書きますが、餓鬼とは六道(地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天上道)のひとつで、苦しみの世界であり、食べ物が無い飢えの世界なのです。しかも、餓鬼は自分の力で餓鬼世界から抜け出すことができないため、施餓鬼供養がその救いの道とされています。有縁はもとより、無縁の衆生に対しても供養する法要であり、自分自身に与えられた生命に感謝する意味合いもあります。

今年も多数の和尚様により法要を執り行います。施餓鬼はもともと初盆など特定の霊を供養するだけのものではなく、ご先祖様を始め、志す精霊にご供養することによって施主皆様の現世安穏が得られるといわれています。ぜひ、ご家族お揃いでお参りください。

とき 8月7日(月曜日)午前10時より執行

場所 松禪寺本堂

 

梅雨空に祈りの経響く薬師祭

梅雨の明けきらぬ7月8日(土)、夕方になって三三五五、村の人たちが集まってきます。栗尾薬師大祭を明日に控え、その準備と餅搗きを行うためです。これは、松禪寺境内に祀られる薬師如来のお祭りで、栗尾ふるさと委員会「ふるさと135」(会長・西垣章一さん)が主催する行事です。栗尾ふるさと委員会の委員や有志ら22名が集まり、栗尾区の各戸から寄せられた餅米は2斗9升(約52㎏)、17臼を杵と臼で餅に仕上げました。

大祭当日の9日には、午前11時には写経をされる人が寺へ来られました。午後1時半、会長・西垣章一さんの開会挨拶に続き、豊岡市議会議員・福田嗣久氏、但東シルクロード観光協会会長・淀逸郎氏よりそれぞれお祝いのお言葉をいただきました。

法要は薬師堂において、瑞泉寺様(朝来市)のご荷担をいただき、参拝者皆さんと一緒にお経を唱え「福慧増長し心身安楽にして、諸縁吉祥ならんことを」と、健康長寿や無病息災を祈願いたしました。この間、境内では餅搗きも行い、参拝された皆さんにきな粉餅、草餅が振る舞われました。

午後2時半、玉田寺様(与謝野町)のご荷担をいただき、本堂においてコンサートの始まりです。今年は、レイリィ河嶋浩司さん(京都府・与謝野町)の迫力迫る生ギターと歌声のライブです。関西はもとより関東、東北までギター1本の弾き語りスタイルで活躍されているシンガーソングライターです。すべて河嶋さんのオリジナル曲ですが、最近、父親を亡くされたその思いを作詞作曲され、できたばかりの歌も初披露していただきました。網野から来られていた女性は「ギター一本、どの曲も情景が思い浮かぶ歌は、本当に良かったです」と感想を述べておられました。梅雨空を吹き飛ばすくらいの、元気をいただいたコンサートになったようです。

祭りの最後は、餅まき、と言いたいところですが、あいにくの雨降りでした。参拝者皆さんにお配りしました。また、餅だけではなく、出石町の長専寺様(浄土真宗)から今年もポップコーンの機械をお借りし、ポップコーンも皆さんに召し上がっていただきました。

梅雨空の下の祭りでしたが、多くの皆さんの協力もあって、和やかに、そして賑やかな歓声が山寺を包みました。

平成29年度薬師祭のご案内

平成29年度薬師祭を7月9日(日)に執り行います。午前11時から写経、午後1時半から境内の薬師堂において法要を行いますので、ぜひお参りください。午後3時半頃には、餅まきがあります。この行事は、栗尾ふるさと委員会「ふるさと135」の主催事業です。

花祭り

5月5日はこどもの日ですが、お寺では灌仏会、花祭りを行なっています。本堂前に御堂を設置して、皆さんがお花を持って参ってくださるのをお待ちしています。誕生仏に甘茶を濯いでお参りください。甘茶はご自由に飲んでください。器をお持ちの人は、ご自由にお持ち帰りください。子どもたちには、お菓子もありますよ。午後5時頃まで行なっています。

春の雨 心も潤う定期巡教

彼岸中日とは打って変わり、翌21日は雨降りでした。この日は、午前10時より春季定期巡教を開教しました。

布教師さんは、福岡市からお越しいただいた勝楽寺ご住職・青井直信師です。今年のテーマは、「おかげさま」三宝の恩〜仏法ありがたし〜です。約90分にわたって、「仏・宝・僧」の三宝について説いていただきました。玄奘三蔵法師の弟子となった孫悟空、猪八戒、沙悟浄を「貪瞋痴」(とんじんち)という根本的な煩悩に例えながら、わかりやすく話していただきました。平日でもあり約15名の参加でしたが、「良い法話でした」と笑顔で帰っていただきました。

雨降りで足元も悪い中、お参りいただいた方にはお礼申し上げます。春の恵みの法雨が、皆さん方の心を潤したことと喜んでおります。

穏やかな日和 春彼岸会

彼岸中日となる3月20日、お寺では彼岸法要を営みました。朝8時半から台所では当番さんらが、手際良くお昼の弁当作りに励みました。

一時の大雪も昔のことのように思われる穏やかな天候に、お参りいただく皆さんの足取りも軽やかに思えます。

午前11時、30人余りの皆さんと共に、彼岸法要を勤めました。ご先祖様へ、今在る暮らしと命に感謝申し上げました。

法要が終わればお斎です。仏さまにお供えした当番さん手作りのお弁当を、今度は私たちがいただきます。今年からは、長机にイスに腰掛けての食事です。総代会で年輩の方々にはイスの方が良いということになり、評議員総会でご承認いただいて護持会の特別会計で購入していただきました。これで、皆さんも気軽にお参りしていただくことができます。

斎座の後は、妙心寺派が進める「第二の人生」プロジェクトを取り上げた「寺は蘇るか」〜シルバー世代が挑む地域再生〜を鑑賞しました。これは、日本テレビ系で放送されたテレビ番組で、録画したものをプロジェクターで映しました。過疎化がますます進む中、田舎の寺院は存続の危機にあります。松禪寺もその中にあります。次の世代に、いかに繋げていくか、大きな課題を背負っています。

穏やかな日和のもと、彼岸中日はのんびりとした時間が流れていました。